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中国語の音声教育について

 ピンイン道場は中国語の音声教育に視点をおいた新しいタイプの中国語教室です。音声教育というと難しそうに聞こえますが、簡単にいうと発音をアクセントのことです。

 中国語の音声教育には「発音教育」と「韻律教育」という二つの大きな枠組みがあります。

 「発音教育」では中国語の発音表記である「拼音(ピンイン)」の習得を通して母音・子音の発音方法を学びます。

 一方「韻律教育」では音のトーン(高低)を表す声調記号を中心に、中国語特有のイントネーションやリズムを習得します。

 具体的な学習内容は以下の通りです。

【発音教育】

子音の学習 中国語の子音には21の種類があります。口や舌の位置の違いにより唇音、舌尖音、舌根音、舌面音、舌尖後音、舌尖前音に分類されていますので、その特徴を体で覚えながら順番に習得していく必要があります。
母音の学習 中国語の母音には単母音・複合母音を合わせて37の種類があります。単母音である「a o e i u ü」の練習から開始し、単母音が組み合わさった二重母音、三重母音、鼻音を伴う複合母音までを習得していきます。
音節の学習 音節の基本は「子音+母音」ですが、一部の組み合わせでは「介音」と呼ばれる子音と主母音を仲介する経過音が発生します。介音の発生には規則性がありますので、子音と母音を一通り習得したあとに意識をすることで、より正確な発音を習得することが出来ます。

【韻律教育】

声調の学習 中国のすべての漢字には音のトーン(高低)を表すため第一声~第四声まで4つの声調がつけられています。四種類のイントネーションなので「四声」とも呼ばれます。
また「軽声」呼ばれ、本来の声調を失って軽く短く発音される場合もあります。
中国語で圧倒的に多い二音節単語(二つの漢字で成り立つ単語)の場合、軽声を含めると「第一声+第一声」から「第四声+第四声」までの組み合わせは20通りです。この組み合わせを反復練習することにより声調を安定させることは、相手に伝わる中国語を話す上で最も重要な課題です。
単語の発音学習 2音節以上の単語においては、特定の声調が連続する場合や特定の漢字の組み合わさる場合に声調が変化します。
「第三声+第一声」の「第二声+第一声」への変調や、「一」や「不」の変調、「儿化音」の発音など、声調の基本を覚えたうえで習得しなければならないことを学びます。
語調の学習 中国語はイントネーション確定された単語が連続することにより語句が成り立ちますが、ただ正確な声調で単語を続ければキレイな中国語になる訳ではなく、語句として成り立つ言葉自身にもイントネーションが存在します。
中国語の語調を習得することは即ち外国人訛りの中国語から卒業することを意味します。

 当道場のスタンダードコース「ピンイン道場」では声調の安定を目指す韻律教育をメインに行います。

 声調の訓練こそが入門、初級者が集中して練習すべきキモ、そして学習者が今後自信を持って中国語でコミュニケーションをとれるようになるための大事な関門だと考えるからです。

 なので「ピンイン道場」コースは過去に中国語の発音を勉強したことがある方が対象になります。ただ講義には発音矯正も含まれていますので、上手に発音が出来なくても構わいません。「以前大学の第二外国語で基礎は学んだことはある」「NHKのテレビやラジオ講座を勉強したことがある」「他の中国語教室で教えてもらったことがある」など「一応ピンインが読める」という方であれば受講していただけます。

 これから中国語を始める入門者の方には、ピンインの習得を中心した発音教育と、声調の安定化を目指す韻律教育を連続させた「ピンイン道場ゼロ」のコースもご用意しております。コース名の「ゼロ」はゼロから始めていただけるという意味です。

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