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中国語は難しいのか?

 よく中国語は難しいということを耳にします。特に発音が難しいという方が多いようです。

 確かに37の母音があって、21の子音があって、声調を間違えると意味が変わったり…などと聞くと気が引けてしまいますね。実際日本語にはない発音も多いので簡単ではないのは確かです。

 しかし日本語と中国語では数百数千という単語や熟語の文字と意味を共有していることを考えれば、唯一異なる「発音」さえモノにしてしまえば、その先の学習は他の国の学生と比べれば非常に楽であると言えます。例えばこの段落でも「熟語」「文字」「唯一」「発音」「学習」「学生」などは日中共有の単語です。これが欧米の学生であれば発音は勿論、一つ一つの漢字から覚えていかなければならないのですから、それと比べれば日本人は非常に恵まれた環境で中国語を学ぶことが出来ると思いませんか?

 また日本の漢字が音読みと訓読みに分かれ複数の読み方があるのと比べれば、中国語は原則一つの漢字に一つの読みですから、一度覚えてしまえばその漢字が別の単語として出現しても読み方に困ることはありません。また言葉の抑揚(イントネーション)にしても、すべての漢字に決まった声調(トーン)がついているのですから、それを頭の中で正確につなげていけば正しく中国語を聞き取ることが出来ますし、口を使って正確に発音をしていけば正しい中国語を話すことが出来るのです。

 日本の中国語教育におけるリーダー的存在の先生方には以下のような「格言」があります。

「中国語 発音よければ半ばよし」
-元お茶の水大学教授 中国語コミュニケーション協会代表 相原茂氏

「中国語は、一に発音、二に発音、三、四がなくて、五に発音」
-関西大学教授 日下恒夫氏

 これらの格言は中国語の発音はすごく難しいものだと言っているようにも理解出来ますが、逆に中国語は発音をしっかり習得すればその先は比較的楽に勉強が出来るとも受け止めることが出来ると思います。

 ピンイン道場はまさに「発音」段階でしっかりと立ち止まって練習をすることを目的に、どうすれば効率的に発音を身に付けることが出来るか、それだけを追求して作られたプログラムです。

 これから中国語は始めようと思っている方は、是非とも発音教育の段階を重視してしっかりとトレーニングを積んでからその先のステップへ進んでください。中国語がなかなか上達しないでお困りの方は、是非とも寄り道をして発音練習へ戻ってきてください。

 ピンイン道場では中国語が初めての方には「ピンイン道場ゼロ」、過去に発音を学んだことがある方向けには「ピンイン道場」という具合に、幅広い層の方が発音だけを集中して練習していただけるようにカリキュラム作りをしています。

 外国語なのですから発音が難しいのは事実です。ピンイン道場でもそれを簡単にすることは出来ません。ただ効率的に、かつ集中的に練習をする機会を提供することで、それぞれの学習者が中国語最大の難所である「発音」を乗り越えて、学習意欲をそがれることなく次のステップへ進んでいくお手伝いは出来ると考えています。

 中国語に限らず、発音が良ければ必ず「○○語上手ですね」と褒められます。褒められれば学習意欲も更に高まるものです。また自分の言葉に自信が持てれば、積極的にその国の人たちと交わろうという意欲も湧いてきます。外国語をコミュニケーションの手段として考えた場合、最終的にはその国の人たちとどれだけ対話をすることが出来るかが最終的な到達点を左右します。そのためにも発音はきっちりやらなければいけないのです。

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