独楽寺(どくらくじ)
独乐寺 / DuLeSi / ドゥーラースー
薊県城内西大街にある唐代創建の仏教古刹。今から1000年以上前の遼代に建てられた山門と観音閣が有名だ。寺は山門、観音閣、東西の配殿で構成されており、敷地面積は10500㎡。
山門の入り口に掛かる横額の“独楽寺”の文字は、明代の役人厳嵩が書き記したもの。山門をくぐると両側に大きな天王塑像があり、これらも遼代につくられた貴重な塑像だ。また、山門の後ろ側には清代に作成された四大天王壁画がある。
観音閣は高さ23m、現存する高層楼閣では中国で最も高く、また現存する木造楼閣で中国最古のものだ。観音閣の入り口にかかる額の“観音之閣”の文字は唐代の詩人李白によるものと伝えられている。楼閣は一見すると二層しかないようだが、実際は三層構造になっている。楼閣内にある観音塑像は高さ16.27m。中央の須弥座に納められたこの大きな観音像の頭部にはさらに10の小さな観音の頭部がついているため、“十一面観音”とも称され、中国で最大の観音泥塑像のひとつだ。また、観音閣の四方の壁には色彩豊かな壁画があり、明王像や十六羅漢が描かれている。
このほか、寺院内には乾隆帝の書なる様々な形の壁碑が28ほど収蔵されている。

