保国寺(ほこくじ)
保国寺 / BaoGuoSi / バオグゥオスー
宁波市郊外の霊山の麓に位置し、市内から15キロの所にある。現在の保国寺は、北宋の大中祥符六年(1013年)に再建された。既に990年程の歴史がある。この寺は、中国最古の木造建築物の一つであり、江南の最古の完璧な造りの木造建築物である。その為、全国文物の保護団体が保護している。由山門、天王殿、大殿等の建築物で構成されている。面積は、13000平方メートル、建築面積は、6000平方メートルである。
寺院の建造物は、山の線状に南から北に、天王殿、大雄宝殿、観音堂、蔵経楼、両側には、鐘楼、鼓楼等の建築物が連なっている。入り乱れるように、大殿前に池がある。その池の水は、透き通っていて、四季を問わず涸れる事は無い。
保国寺の大殿は、北宋の祥符六年(1013年)に建設された。中国の建設史上、素晴らしい歴史を持ち、高度の芸術、科学に値する。大殿の平面的な特徴は、奥行きがあり、面積が広く、縦長である。当時の佛殿建築では、まれに見る構造となっている。大殿は、全て巧妙で精巧なほぞで構成されている。一切釘は、使われていないが、とても頑丈に出来ている。殿堂の重量50トンをこのます組みの構造によって支えられている。木材を最小限で、尚且つ丈夫で美しい構造と手法は、古代の木造建築の中では極めて、珍しい。大殿には、天花板(天井板)、鏤空藻井(透かし彫りの天井)がある。天花板と藻井に遮られ大殿の梁が下から簡単に見えないので”無梁殿”と呼ばれている。もっと不思議なことは、保国寺は、清潔さを保っている。壁の隅には、蜘蛛の巣も無く、鳥も入ってこれない為巣も作られない。一説では、大殿を立てる際、白檀の香木を使用したため虫や鳥が臭いを嫌い寄り付かないと言われている。又、大殿の構造は、科学的に空気が十分流れ、蜘蛛の巣も付き難くく、塵やゴミも留まらない。従って、殿内を長年美しく保つ事が出来た。

