瀋陽怪坡(しんようかいは)
沈阳怪坡 / ShenYangGuaiPo / シェンヤングヮイポー
瀋陽怪坡(おばけ坂)と呼ばれる不思議な坂道は、市内北東部・新城子区清水台鎮にある帽山の西の麓に、1990年4月に現れた。全長約80m・幅約15m、西高東低の斜面である。
車のエンジンを止めて、そのまま黙っていよう。すると、ひとりでに上に向かって動いていく。自転車だと、より身をもって体感できる。登る時は何もしなくても勝手に進んでいくが、下る時は必死でペダルを漕がねばならないのだ。
この現象の原因は、重力の変位・磁場の影響・目の錯覚など、いろいろ考えられているが、いずれも決定打となる理論がないため、謎に包まれたままである。正に、『おばけ坂』だ。
それはともかく、この珍現象を体感しようと、大勢の旅人で賑わっている。「どうしてこんなことが起こるのかな」といった疑問は、楽しんでいるうちに忘れてしまうだろう。
(余談だが、韓国・済州市のハンラ山にも、同じ現象の起こる道がある。名前まで同じで、『トケビ(おばけ)道路』という)
ところで、この神妙な坂以外にも、『6月に舞う雪』と呼ばれる、松や槐(えんじゅ)の渓谷や、518階段、射撃場、乾隆帝直筆の石碑など、20以上もの観光スポットもあり、5月下旬には、槐祭りが開かれるので、これらもお忘れなく。

