黒龍江省博物館(こくりゅうこうしょうはくぶつかん)
黑龙江省博物馆 / HeiLongJiangShengBoWuGuan / ヘイロンジャンションボーウーグヮン
ハルピン市紅軍街50号を歩くと、ロシア風のバロック建築が見える。ここは、黒龍江省の歴史・文物・芸術・動植物が全て分かる総合博物館だ。
1904年に完成したこの建物は、元々はロシア人の市場だった。その後、1922年になると、『東省文物研究会』が結成され、ここに博物館ができた。管理者は当初はロシア人だったが、後に日本人を経て、1951年にハルピン市が務めることとなる。そして1954年、現在の名前に改まり、今に至る。
面積は12k㎡で、所蔵数は約11万。展示品は、大きく分けて自然系と歴史系の2つがある。まず前者は、恐竜等の動物のほか、2万年前の人類の頭蓋骨や左下肢脛骨の化石も含む。この頃、既に東北地方に人類が住んでいたのだ。また、後者には、12世紀に興った金王朝の織物がある。これが発掘されるまで、この時代の服装は、長いこと未知の領域にあったのである。
この博物館の最大の特徴は、化石などの出土品が当時のままの姿で展示されていることだ。これは世界的にも滅多に見られない現象で、その数は枚挙に暇がない。

