月牙泉(げつがせん)
月牙泉 / YueYaQuan / ユエヤーチュエン
鳴砂山のふもとに長さ約150m、幅約50mのオアシスがあり、形が三日月に似ていることから月牙(中国語で三日月のこと)泉と呼ばれる。党河に源を発し、砂漠の中にあって1000年も枯れることがなかった。古くは「砂井」とも呼ばれ、不老不死や難病に効くという鉄背魚やノキシノブという草が生息するとされることから、「薬泉」という呼び名も。
漢代に早くも観光地となり、唐代には船が浮かび、岸にお寺も建っていた。南岸には古い建物が100余りも並んでおり、主な建物の内部には着色された塑像が100体以上、壁画も数百枚残っている。重要な建物には扁額が掛けられ文字の刻まれた石碑も置かれている。古くから線香の絶えることがなく、多くの詩人にも詠われている。漢の武帝が天馬を得たという池が月牙泉だという説があり、いっそう神秘さが増す。
しかし、残念ながら近年になって党河からの流れが途絶え、泉水を維持するため人工的な方法が用いられている。

