西千仏洞(にしせんぶつどう)
西千佛洞 / XiQianFoDong / シーチェンフォードン
敦煌の南西35㎞の党河北岸に掘られた石窟。鳴砂山を隔てて莫高窟の西側にあるためこう呼ばれる。その構造、着色された塑像、壁画のスタイルなどが莫高窟に似ているため、敦煌芸術の一部とされる。
古書によると、西千仏洞の掘られた年代は莫高窟より早いか遅くとも同年代であるらしい。現存するのは16の石窟で、このうち9ヵ所の洞窟は比較的保存状態がよい。一般には北魏から宋代にかけて掘られたものだとされる。このうち北魏時代の石窟の中に、釈迦の前世の物語を描いた壁画があり、莫高窟には見られないもので歴史的価値が高い。
西千仏洞も莫高窟と同じような盛衰の歴史をたどっており、自然や人間による破壊を受けてきた。しかし近年になって、政府による修復や保護がすすめられており、現在では10窟が開放されるまでになっている。

