凌雲山(りょううんざん)
凌云山 / LingYunShan / リンユンシャン
楽山市の東側、岷江・青衣江・大渡河の三流が交わる場所に位置し、楽山の市街地からは河を隔てて向き合っている。集鳳・棲鸞・望雲・就日・丹霞・擁翠・兌融・霊宝の九つの峰があることから「九巍」と呼ばれ、地元では九峰山・九頂山とも呼ばれていた。その後山中に凌雲寺が建てられたことから凌雲山と呼ばれるようになった。
標高は140mと決して高くはないが、遥かに峨眉山と対峙し、険しい地形と三つの河が織り成す風景は、古来より文人墨客からの賛美が絶えず、宋代の文人邵博は「天下山水之冠在蜀 蜀之勝曰嘉州 嘉州之勝曰凌雲」(天下の山水で最も美しいのは四川で、四川の景勝は嘉州にあり、嘉州の景勝は凌雲にある)と賞賛したという。
各峰の山頂にある寺院の内、現在でも残っているものは栖峦峰の凌雲寺と霊宝峰の霊宝塔だ。なかでも凌雲寺は規模が大きく、有名な楽山大仏はこの寺の下の崖に彫られている。欄干から下を眺めると大仏の頭部各部位の細かなところまではっきりと見ることができ、ここから断崖に掘られた急な小道を降りていくと大仏の足元まで降りることが出来る。このため凌雲寺は大仏寺とも呼ばれている。
凌雲山にはそのほかにも蘇東坡読書楼、秀亭など楼閣や宋代の治易洞、明代の注易洞及び海師洞、碑林、月榭、九頂城跡などの見どころがある。
| 凌雲寺 | 東坡楼 | 壁津楼 | 霊宝塔 |

