ガンデン・ゴンパ(寺)
甘丹寺 / GanDanSi / ガンダンスー
ラサの東60キロのタクツェ県内にあり、ポタラ宮からは47.4キロの距離にある。海抜3800mのワンポル山に建つ寺院建築群だ。またデプン・ゴンパ、セラ・ゴンパと並んでラサの3大寺院の一つとされる。ゲルク派の総本山でもある。1409年(明の永楽7年)、ゲルク派の開祖ツォンカパによって建てられた。当時ツォンカパはジョカンにて大法会を成功させていて、全チベット僧からの支持を得ていた。ガンデン・ゴンパの建設はゲルク派が活動拠点を持ったことを示している。ツォンカパの後継者の歴代ガンデン・ティパ(住職)がここに住んだ。
15世紀中期ツォンカパは宗教改革を推し進め、チベット仏教内の腐敗を一掃するとともに、ガタン派という宗派を作った。ゲルク派は新ガタン派ともいわれる。この宗派の僧が黄色い帽子をかぶっていた事から「黄教」ともいう。
ガンデン・ゴンパはツォクチェン(集会所)をはじめ、タツァン、カンツァンや僧の宿舎など50余りの組織からなっている。ツォクチェンは108の柱、面積1600㎡、3500人の僧を収容できる大きさを持つ3階建ての建物だ。1720年には金の屋根が作られ、今の規模になった。中には主に弥勒像やツォンカパ像が納められている。
そのほか瞑想殿のヤンパチェン、ツォンカパと歴代住職の90余りの霊塔などが主な建築物だ。霊塔は1419年にツォンカパが亡くなった後に彼の弟子によって建てられたといわれる。学堂タツァンは2つあり、その下の組織の僧坊カンツァンは23つある。

