ベイチュー・ゴンパ(寺)
白居寺 / BaiJuSi / バイジースー
ギャンツェ県の東北部、シガチェ市の東約100キロ、ラサの南約230キロ、海抜3900mに位置する寺院。1427年(明の宣徳2年)から約10年かかって完成した。ベイチュー・ゴンパはカギュ派寺院として建てられたが、寺院内にはチベット仏教各派が平和共存し、それぞれの教派が寺院内に56のタツァン(現在は16つ)を持っている。
13世紀から15世紀中期に見られる塔寺結合の典型的なチベット仏教建築様式。寺の中に塔、塔の中に寺があり、双方が引き立てあっている。またすべての塔が完全に残っている唯一の寺で、「チベット塔王」とも称される。地形を生かした間取りとたくさんの仏塔、各宗派を受け入れる風土は人々から大切にされている所以だ。
主な寺院は3階建てのツォクチェン(集会殿)。中には中華民国初期に作られたという色鮮やかな掛け軸・タンカがたくさん掛かっている。文化大革命の時に破壊されてしまった銅製の釈迦牟尼像は、修復の後、ツォクチェン内部に納められた。他にも文殊菩薩や羅漢像約20点や、刺繍の施された絹製のチベット劇衣装など約100点がある。

