ヨンブ・ラカン
雍布拉康 / YongBuLaKang / ヨンブーラーカン
ロカ地区ネドン県の東南約5キロのところにある小山の上に、チベット民族史上初の宮殿が建つ。建物全体は要塞型をしていて高くそびえている。ヨンブとは「母鹿」という意味で、山の形が母鹿に見えることから名づけられた。ラカンとは神殿の意。
山から400mほど離れたところに湧いている泉は四季を通じて途切れることがなく、どんな病気でも治せるといわれている。そのためヨンブ・ラカンを訪れる礼拝者はこの泉を飲み、身を清める。
ヨンブ・ラカンは吐蕃国で最初の王・ニャティ・ツァンポが住んだ宮殿だといわれ、2000年以上の歴史になる。仏殿には三世仏像や歴代王の塑像、文成公主や釈尊公主などの塑像が納められている。宮殿の後ろ部分は城塞型の望楼となっている。創建当初、ヨンブ・ラカンは小規模の宮殿だったが、のちにダライラマ5世によって拡張され、仏教寺院になった。僧坊のほか歴代ダライラマが礼拝寺に訪れた寝室がある。

