サムイエ
桑耶寺 / SangYeSi / サンイエスー
ロカ地区ダナン県ヤルツァンポ川の北岸にある寺院で、ツェタンからは38キロの距離にある。8世紀、吐蕃国国王・ディソン・デツェンの時代に建立された。創建時期はジョカンの次に古い。古代インドのヴァーラナシー王朝の寺院をもとに建てられたといわれ、ウツェ大殿はチベット、中国、古代インドの建築様式を用いている。増築により面積4900㎡にまで拡大した。9世紀に吐蕃国が仏教を禁止した時は封鎖されていたが、10世紀後半になると、仏教は再び勢力を回復し、サムイエはチベット仏教ニンマ派の中心となった。
国王ディソン・デツェンは、仏教の力で政権を確固たるものにしようと考え、ネパールから仏法を取り入れたり、仏教の発展に努めた。彼はサムイエが完成すると、7人のチベット人を第一陣の僧として出家させ、サムイエはチベットで最初の仏・法・僧の揃った仏教寺院となった。チベット文化の発展において重要な寺院のひとつ。

