寧寿宮(ねいじゅきゅう)
宁寿宫 / NingShouGong / ニンショウゴン

帝位を息子の嘉慶帝に譲り、太上皇となった乾隆帝が使用した宮殿。乾隆帝は自分在位年数が尊敬する祖父・康熙帝の在位年数である60年を超えることを好しとせず、還暦を迎えるとこの宮殿の建設を始めたという。宮殿は中国伝統の前朝後寝(前部が政務の場で後部が居住区)の構造を取っており、豪華な装飾がいたるところに施されている。
宮殿の中でも名高いのは、最後部にあたる寧寿花園と言われる庭園で、花園内の流杯亭では、毎年3月3日になると皇帝と大臣達が水の流れに杯を浮かべ、杯が止まった場所に座る者が酒を飲み干し詩を吟じるという風流を楽しんでいたという。
また居住区の部分には暢音閣という、三層構造、床面積210平米の大舞台があり、有名な梅蘭芳や譚鑫培などの俳優もかつてこの舞台で京劇を演じていた。

