宝雲閣(ほううんかく)
宝云阁 / BaoYunGe / バオユングー

万寿山に位置する。1755年(清の乾隆20年)に建てられ、すべての部分が銅で造られていることから別名を「金殿」ともいう。高さは7.55mで重さは207トンある。外観は木造建築様式だが、柱や梁、瓦、屋根の上の怪獣彫刻、扁額に至るまで銅製だ。全体は青みがかった灰色をしている。
殿内には漢白玉で作られた須弥座が置かれている。本来この上には銅製の仏像が置かれていたが、1860年(清の咸豊10年)に英仏連合軍が当時の清漪園を略奪した際に持ち去られた。また現在殿内には重さ2トンの銅製テーブルが置かれているが、これは日本軍によって一度略奪され、日本の降伏後に天津にて発見されたものだ。
建物は失蝋法と呼ばれる鋳造技術で造られており、各部品を鋳造してから、それぞれをつなぎ合わせた造りになっている。ちなみに殿内の壁に楊国忠・張成・韓忠・高永固と4人の名前が彫られているが、当時この建物を鋳造した職人の名前だと言われている。

