雲窩(うんか)
云窝 / YunWo / ユンウォー

雲窩は、武夷山で最も美しい場所のひとつだ。五曲と六曲の北岸、接笋峰と仙掌峰の間に位置し、山河に臨み、峰がずらりと並んでいる。毎日朝晩になると雲と霧が立ち込めることから、この名がついた。特に晩春や初秋の朝夕は雲の眺めが一番いい。
雲窩は、岩や河に臨み、周囲を響声岩、丹炉峰、晩対峰、天遊峰、隠屏峰などに囲まれている。岩山の下には洞窟がたくさん隠れていて、冬や春には、しょっちゅういく筋もの細い雲が洞窟から出てきて、峰や岩の間を渦巻いている。このほか、鉄象石、伏虎岩、聚楽洞などの名勝や、叔圭精舎、水雲寮、幼渓草盧などの遺跡もある。
山のふもとには紫陽書院があり、当時朱子がここで教えを説いていた。西暦1583年(明の万暦11年)兵部侍郎の陳也省がこの地で隠居して、幼渓草盧、賓雲堂、栖雲閣などを構築し、今でも岩にその名が刻まれている。雲窩の渓流の向かいには響声岩があり、旅行者はこの石の前で叫ぶとこだまが返ってくる。岩の上には多くの著名人の名が刻まれている。岩の下には墨魚石があって、渓流のそばに立てられている。墨魚石の右側に渓流に横たわっている石があり、危険な早瀬をなしていることから、「老鴉灘」と名づけられている。

