玉皇閣(ぎょくこうかく)
玉皇阁 / YuHuangGe / ユーフォワングー

北山で最も荘厳な古代建築物である玉皇閣は、清朝・乾隆帝39年(1774年)に築かれたと言われている。形状は長方形で、山地の地形に沿って造られたものだ。そのため、高さはまちまちになっているが、かえってそこに趣きが生まれている。
この楼閣は、前院と後院に分かれている。まず、前院の主な見所を挙げてみよう。山門には仏教の四天王が鎮座している。東方の神・持国天、南方の神・増長天、西方の神・広目天、そして日本にも毘沙門天として出向している、北方の神・多聞天の面々だ。
次に、牌坊(功績を立てた人物を記念した、アーチ型の建物)をくぐると、東に祖師廟が見える。これは3人の開祖の祠で、仏教の釈迦、道教の太上老君(老子)、儒教の孔子が祀られている。さらに、観音様を祀った観音殿もある。
以上が前院の概略だ。後院はどうだろうか。ここは朶雲殿(だうんでん)と二部屋の客間からできている。朶雲殿は2階建ての、玉皇大帝を祀る本堂である。玉皇とは太陽を司る道教の最高神のことで、両脇に仕える千里眼と地獄耳を持った神像と共に、2階で対面することができる。また、壁に目をやると、天球を黄道に沿って28分割した二十八宿が描かれているのが見える。

