一号坑(いちごうこう)
一号坑 / YiHaoKeng / イーハオコン

写真:感動大陸
最大規模。長方形で、戦車や歩兵が並ぶ軍陣。1979年に開放された。長さ210m、幅62m、地表からの深さ4.5から6.5m、面積は14260㎡、坑内には幅2.5mの10本の道があり、南北に9間ある。周囲を回廊でとりかこむ構造になっている。現在、陶俑1000体以上、戦車8台、陶馬32頭、様々な青銅器1万近くが発掘されている。出土した兵馬俑の配列の間隔からみて、1号坑に埋葬されている兵馬俑は6000体余りだとみられている。上から見下ろすと、東の端の3列の歩兵俑は東を向き、68体ずつ並んでいる。これは軍陣の前衛にあたる。後方には戦車と歩兵が38列に渡って並んでいる。これが中心部隊。俑坑の南、北、西の端には、それぞれ1列ほど、南、北、西を向く横隊がある。これは軍陣の翼衛、後衛にあたる。およそ2000年前の古代の大軍陣が、武器を持ち、鎧甲を身につけて、雄雄しく居並ぶ様を見ていると、一瞬のうちに時を飛び越えて、戦車や雄たけびのとどろく古戦場に身を置かれたような感じにさせられる。「前に古人を見ず 後に来者を見ず」(前に生まれた者にも後に生まれた者にもあえない)というのに。

